モーション研究室

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【MAYA 初心者講座】攻撃モーション Lv18(スプライン-コンタクト)

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攻撃モーション 前回の記事はコチラ▼


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
  
令和2年、初日の投稿です。
 
今年は文章力、モーション力、足りないものだらけですが
補いつつ1年をガムシャラに突っ走りたいと思います!!

 

【MAYA 初心者講座】攻撃モーション Lv18(スプライン-コンタクト)

今回は『HITフレーム』についてです。
(タイトルのコンタクトについては後半で説明します。)

HITフレームとは

攻撃が当たった瞬間のフレームの事。この『当たった瞬間』をHIT(ヒット)と呼びます

『動きにメリハリを付けたら攻撃が当たる瞬間の動きが無くなってた』という事はありませんか?
分かっている人には至極当たり前ですが、必要な理由を知れば今後のモーションにも活きてきます。
 
では何故HITフレームが必要なのか 解説を始めます。

・エフェクトやSEのために
・ダメージのために
・プレイヤーのために

エフェクトやSEのために

モーションのHITフレームに合わせてエフェクトやSE(効果音)が入ります。
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HITフレームが無いとこういったエフェクトとSEのタイミングが合わなくなります。

ダメージのために

HITフレームが無いと、ダメージモーションとタイミングを合わせるのが難しくなります。たとえ1フレームの違いでも見え方に差が出ます。
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右側はダメージとのタイミングが合わず絵が飛んだように見えます

プレイヤーのために

プレイヤーが当たった瞬間を視認、体感できず違和感となります。
このような状態でプレイヤーの手に渡る事は皆無ですが、プレイヤー視点で見るクセはつけましょう。

コンタクト

HITフレームは攻撃の当たった瞬間を指しますが、もっと大枠な用語で『コンタクト』があります。

コンタクト

接触」「連絡」の意味。物体が接触する瞬間、繋げる瞬間を見せる

飛行機の離着陸

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いきなり飛行機の話で恐縮ですが、飛行機の離着陸は見た事はありますか?
 
離着陸で一番注目を集める(ワクワクする)のは

地面から離れる瞬間
地面に着地する瞬間

この瞬間を見て安心し、次へ繋がったと感じる事ができます。
もし、この瞬間を省いてしまうと一連の流れがボヤけ、不安や疑問を感じてしまうでしょう。
 
その一瞬を見逃しても物事の流れは把握できますが、接触は薄らいでしまします。
コンタクトは些細な一瞬ですがとても重要な役割を担っています。
 
人間の動作においても同様

・手で物を持つ、離す
・足が地面に当たる、離れる
・攻撃やダメージ

などなど。接触、繋がる瞬間には『コンタクト』を盛り込みましょう。

攻撃進捗

さて攻撃の進捗です。
今回は攻撃のHIT部分まで作ってみました。
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前回のがコチラ
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後は足元部分をいろいろ変えています。(ジャンプと着地時に足の開閉を際立たりなど)
この辺りは『ジャンプ編』などで重点的にやろうと思います。
 
その他気になる部分を直しつつ、7割くらいで次に進みます。

次回

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