【MAYA 初心者講座】歩き/走りモーション Lv13
スポンサーリンク
【MAYA 初心者講座】歩き/走りモーション Lv13
歩き/走りについては既にモックス様やヨーヘイ氏によって最高のチュートリアルを作っておられますので引用させて頂きます!
普通の走り
⇒【Note】普通の走り|3DCGアニメーションを手付けモーションでより魅力的に。株式会社モックス
分かり易くて制作も速いです。(MoxMirrorスクリプトが優秀ですね)
コツも書かれていますので参考になります^^
なお、普通のと書かれてあるように基本的な動き方となります。
ゲームによって移動速度が違ったりキャラの特徴付けで基本から大きく外れるような動きもありますが基本ができないと応用も難しいので、まずはしっかり基本を覚えましょう。
ヨーヘイ氏によるウォークチュートリアル
ウォークサイクルチュートリアル #01 by Anitoon
ヨーヘイ氏はノーマンリグを使っての制作ですね。
注目すべき箇所としては腰の振動を他の部位に活用する『レイヤードアプローチ』
自分も良く使ってますがとても重要なので必見です。
(レイヤードアプローチという名称は初めて知りました。今度から使おう)
24フレームで作成する利点
モックス様、ヨーヘイ氏の動画で共通しているところとして24fpsの24fで作成されていますね。
私はずっと30fpsで作成していたので『なるほどなー』と感じた部分はココでした。
私の考えうる限りですが24フレームで作る利点はあります。
このように中割りがし易いという点ですね。
(24は公倍数としてやり易い数字なんですね。でも30fでも32fでも36fでもNGではないです。)
30fpsだから30フレーム近辺で作ろうとすると中間が取れずに難しくなるかも知れません。
まずは24fで作ってみてブロッキング⇒スプライン段階で尺調整するのもアリでしょう。
歩きと走りの相違点
歩きと走りは同じ移動手段で、似たようなモーションに見えますが結構違います。
歩きを速くしていけば走りに近づいていく訳ではありませんし、その逆も然りです。
(現に上記の歩き、走りは同尺の24fで作られていますしね。タイミング的には同じです)
では、どこが異なるのでしょう? ちょっとまとめてみました。
Side
- 腰のY軸(上下動)
足の動きに対して腰は上下動が逆になってます。
歩きは足が腰を通過する時が高くなり、走りは逆で低くなります。
- 上半身
走りは前傾姿勢に、歩きは走りより起こし気味にします。
腕の振りも歩きは軽めに、走りは大きく。
- 下半身
走りは宙に浮く時間がありますが、歩きは常にどちらかの足が接地していないといけません。
Front
- 腰のX軸(横揺れ)
歩きは足に体重がのる時間が長めの為、左右の揺れ幅が大きくなります。
走りは左右にあまり揺れませんが全くの0でもありません。
- 両足の間隔
歩きの足の間隔は肩幅程度、走りはそれよりも狭くしています。
Top
- ローテーション(回転)
歩きより走りの方がローテーションは強めです。
歩きは抑えめに、走りで大きめに。
まとめ
以上です。
相違点を理解しておけば歩き⇒走り、走り⇒歩きへのエディット(編集)がしやすくなります。
"しやすく"=簡単という訳ではなく、尺やリズム、Fカーブを活用できるくらいです。
活用する為にも重要なのはキーとなるポーズが頭にイメージできるか否か。
これができていないうちは混乱を招き、余計に時間がかかる恐れもあります。
セル画アニメーションをイメージし、どういうポージングの連続なのかを明確に把握できるように訓練しましょう^^
移動系のモーションはホント難しいので練習あるのみです^^
それでは。
次回