モーション研究室

ゲーム業界のモーションデザイナーが書いてるモーション講座

【MAYA 初心者講座】ハシゴモーション Lv11(前編)

スポンサーリンク

f:id:generalion:20191231003831j:plain

【MAYA 初心者講座】ハシゴモーション Lv11(前編)

ハシゴに歴史あり

本日は梯子(以下、ハシゴで統一します)について書いていきます。
 
なぜハシゴ??と疑問に思う方もいそうですが、ゲームにおいてハシゴって昔っから重宝されている要素なんです。
 
ゲームウォッチなど古くからハシゴは存在し、ファミコン時代はドンキーコング魔界村グーニーズなど数えきれない程の作品にハシゴは登場します。
f:id:generalion:20191231003842j:plain
そして最近のハイスペックゲームでもハシゴは登場しています。
ポケモンドラクエゼルダファイナルファンタジーなどなどなど...)
最近では『デス・ストランディング』でもハシゴはメインアイテムとして使われています。
  
皆さんはハシゴのモーション 作った事ありますか?
 
学校の課題に盛り込まれているのかどうか分かりませんが、プロになってハシゴモーションを作る機会あるかも知れませんよ。  
という事で今回はハシゴにスポットを当ててみる事にしました。

何故、ハシゴは廃れないのか

これは完全に私の憶測に過ぎないのですが、上下に移動する手段として最も低コストで作れるギミックだからではないでしょうか。
階段やエレベーターはモデルを作るコストも高いですし、マップレイアウト上の場所の確保、ギミックの複雑さ、世界観と合わせる為のデザイン制作など高コストになりがちです。
 
しかしハシゴはモデルも簡単!デザインも難しくなく場所も取りませんし、後付けで登れるように設置も可能です。
 
昔から馴染みがある為、お客様も登れる場所、記号としての役割も果たしています。
故にハシゴは比較的低コストで設置できる便利アイテムなんです。
(と、憶測だけでここまで書けました)

モーションコスト

先程、低コストで便利と書きましたが、モーションのコストはかかるんです。
しかもモーション数は

・上り始め
・下り始め
・上り中
・下り中(滑り下降の場合アリ)
・上り終わり

と、それなりに多く高コスト。
 
そして自分が何を書きたいのかというと

ハシゴの上りと下りは似て非なるもの。単なる逆再生ではありません

良く見ないと分からないですが、モーションデザイナーのこだわりが隠れています。 

ハシゴの間隔でも動きが変わったりしますし、手と足のタイミングなどなど...ハシゴのモーションって意外と考えさせられます。
 
では実習へ...と思いましたが長くなったので後編へ続きます。
 
それでは。 

次回

プライバシーポリシー お問い合わせ