モーション研究室

ゲーム業界のモーションデザイナーが書いてるモーション講座

任天堂SwitchのJoyConをMAYAで使ってみました

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任天堂SwitchのJoyConをMAYAで使ってみました

左手をキーボードから解放できないか
右手にマウス、左手にキーボードで画面に張り付いての作業

これがデフォルトなんですが、画面から離れて作品を確認したくなる時があります。

学生の頃、デッサンの先生にも何度も言われました。
  
『ずっと絵に食らいついて描いてはいけない。時に離れて見る事も忘れないように』
 
離れて見る事で客観視できたり、全体を捉えて足りない部分が見えてきたり、ちょっと落ち着いて思考を整理するなどの役割があります。

モデリングでもモーションでも何でも同じです。
ちょっと落ち着いて離れて見る事は大切です。

大切なんですが、ずっとMAYAでもやってましたけど問題に感じている点がありました。

  • 離れた状態でカメラが動かせない
  • 再生は出来るがコマ送りが出来ない

いずれもマウスやキーボードの操作が必要です。
なので遠目で見つつ近づいてカメラを回して、また離れてとやっていました。
 
これは非効率!!
 
ずっと何とかしたかったので左手デバイスを活用してみる事にしました。

左手デバイス

正式名っぽく無いですがこれで検索したらいろいろ出てきます。

ですがいろいろ調べてみてもイラスト用だったりゲーム用だったりでMAYAで使っているよー!みたいな情報が出てきません。。。果たしてMAYAで使えるのか・・・
 
今回の用途としてはイラストでもゲームでも無くMAYAの操作!

  • 遠隔で操作したいので左手で持ち運びたい。(軽い&無線)
  • カメラを回したり、コマ送りしたりしてMAYAの作品を確認したい

なのでゴッツイ左手デバイスは論外で候補に上げたのは以下の2種

CLIP STUDIO TABMATE

CLIP STUDIO TABMATE

CLIP STUDIO TABMATE

  • 出版社/メーカー: セルシス
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: エレクトロニクス
Joy-Con (L) グレー

Joy-Con (L) グレー

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 任天堂
  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Video Game
 
ビックリしたのはJoy-Conですね。まさかPCで使えるとは。
TABMATEは買わないといけませんがJoy-Conは既に持っているので、まずはコレで検証してみる事にしました。
何より2つとも5000円以内で買えてコスパも良いです!!

任天堂SwitchのJoy-ConをPCで使ってみる

設定方法は下記のページを参照下さい。
 ⇒Win版の設定手順
 ⇒Mac版の設定手順

JoyToKeyの設定

自分が設定したのは以下のようになります。
f:id:generalion:20191231004938j:plain
コントローラで見るとこんな設定です。
f:id:generalion:20191231004530j:plain
ちなみにこの設定はMAYAショートカット第1回~第7回までの設定を済ませていないと私の書いた動きとはなりませんのでご注意ください。

スティックの左右は連射機能にしました

これにより長押しでタイムスライダをスーッと進められるようになります
f:id:generalion:20191231004941j:plain

十字キーの左右は押す毎に変わるようにしました

押す毎にCtl+1⇒Ctl+2⇒Ctl+3と変わるようにしています。
f:id:generalion:20191231004950j:plain

押す毎に パースペクティブ⇒左側面⇒正面⇒右側面と変わるようにしています
f:id:generalion:20191231004946j:plain

操作感


ちょっと・・・操作音だけで凄い地味な動画ですがなかなか想像通りの結果でした。

ペアリングランプが常時点滅するのが気になったので消し方も紹介しておきます。
 ⇒ペアリングランプを消す方法

遠隔操作の検証

では設定も済ませましたので試しに遠く離れた状態でカメラグリグリ、コマ送りも出来るか試してみました。


これでデッサンの時のように離れて全方向確認できます。

Joy-Conのちょっと不便な点

  • Joy-Conが薄く握った時のグリップが弱いのでTABMATEの方が持ちやすそう
  • LとZLボタンが近いのでShift+Ctlの動作では使い辛い
  • Joy-Conの充電方法がSwitch本体に接続またはJoy-Con充電グリップに接続するしかない

 
不便な点の最後が一番ネックとなりそうな気もします。充電に難アリ

実作業でしっかり使うには難しそうですが、遠くで確認する用途としては十分機能を果たしています。
もし、ご自宅にSwitchがある方はお試しあれ!!  

Tabmate検証

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